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割り箸あれこれA
箸の日(8月4日)
 NHK朝の連続ドラマの「私の青空」で孫の太陽がおじいちゃんに焼き魚の食べ方、箸の使い方を厳しく仕込まれた場面が印象的ですが、子供たちの箸の持ち方が気になる方も多いと思います。「箸を正しく使おう」とある民族学研究家が、昭和50年にこの日を設けることを提唱したそうです。昭和50年代初めには、学校給食の先割れスプーンが論議されたこともあり、箸の復権への願いも込められているようです。

 箸の日に箸供養をしている神社・寺があります。東京・永田町の山王日枝神社の「箸供養祭」が有名で「日本の食文化を見つめ直す契機になれば.....」と毎年2万膳もの箸が焼納されます。徳島県池田町の箸蔵寺でも「何気なく使っている箸への感謝の気持ちを込めて」箸供養を行っています。箸は約三千五百年前、中国でおこり、我が国に伝わったといわれています。「ハシには、これを使う神様や人間の霊魂が宿る」とされ、信仰と深いつながりがあります。

ホームページアドレス

日枝神社 http://www.hiejinja.or.jp  箸蔵寺 http://www.hashikura.or.jp



割箸の種類

小判 
 割箸の角の部分を削り、使いやすくなめらかにしたもの。頭部から見ると角を取ってあり、長方形ではなくやや小判形状に見えるのでこの名が付いた。一般の割箸のこと。

丁六 
 割り箸の頭部が長方形のもので、角を取ったり割れ目に溝を付けたりする加工が全くなされてないもの。価格も安く弁当箸として使われています。

元禄
 割箸の4つ角を削ってなめらかにし、割れ目に溝をつけて割れやすくした箸。正式名称を元禄小判。元禄時代の元禄小判に溝が入っていることから溝をつけた割箸を元禄というようになった。

利休
 利休型割箸は、2本くっついていて仲の良い夫婦のように一緒になっているので「夫婦利休」といいます。割り箸でない普通の利休箸を、一本利休といいます。これは、中央をやや太くし両端を細く削って面を取った赤杉製の箸で、千利休自らが求道の心をこめて考案したといわれています。

天削
 割り箸の最高級品。割り箸の頭部が鋭角にカットされたもので、ちょうど天(頭)が削れているように見えることからこの名が付いた。杉天削げは吉野杉独特の美しい柾目、優雅な芳香と光沢を持ち、最高の日本料理に使われます。

丸箸
 祝い箸には柳の木が多く使用されています。柳が厳寒の中で真っ先に芽を出し、春を告げるきであることから、魔障を防ぎ、邪気を払い不浄を払い清めるめでたい木として古代日本人の対象になったことによります。正月・結婚式・他あらゆるお祝いの事の膳に広く使用されています。会席箸とも言われます。

一口メモ

天削げ箸などには8寸・9寸という表示があり実際の寸法より1寸長くいう習慣があります。これは明治初期に吉野地方で割り箸がつくられた頃、くじら尺で割り箸の寸法を計ったなごりです。くじら尺は鯨の髭が基準で主に布を計るのに使われ、その一尺は曲尺(かねじゅく)の1尺2寸5分に当たります。


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